おんぱら祭

おんぱら祭とは、大神神社の大鳥居の南側、一の鳥居にすすむ参道入口となる三輪の馬場先に鎮座する式内社、摂社「綱越神社」で行われる夏を無病息災で過ごすことを祈る「夏越の祓」の祭典です。
祭典名である「おんぱら祭」も「御祓い」の転訛で神社は親しみを込めて「おんぱらさん」と呼ばれているそうです。

祭典では、神職が大祓詞を唱え、神馬が境内を三周する「神馬引き」や古歌を唱えながら「茅の輪」をくぐるお祓いの神事が古式に則り行われます。
夜には奉納の花火が打ち上げられ、奈良県内でも有数の花火となります。
本年は例年より規模縮小した形で露店の出店はなく、打上げ数も半数にとどまりました。
来年は100%の形で開催できる世になっていることを願うばかりですね。